最後の晩餐は豆腐

鼻水とあなたへの愛が止まりません。

今思い出した怖い話

あるところにシンジという男の子がいた。

 

彼にはもうすぐ弟が生まれる。

 

シンジはとても楽しみにしていた。

 

そしてついに弟が生まれた。

 

それからシンジの母親は弟ばかりに構うようになった。

 

大好きなお母さんが弟ばかりに構ってシンジはとても寂しくなり、同時に弟が憎くなった。

 

 

 

 

そしてついにシンジは弟を殺してしまった。

 

 

 

それから数年。

 

母親は最初は悲しんでいたが、今は立ち直りシン

ジに構うようになった。

 

弟を殺したのがシンジだとは母親を含め誰も知らない。

 

シンジは罪悪感に苛まれていた。

 

弟がいなくなるととても寂しく、なんだかんだ可愛い弟だったんだと後悔した。

 

そしてそんなことを考えながら1人でで散歩をしていた。

 

ずっと下を向きながら意味もなく歩いている。

すると突然声が聞こえた

 

 

 

「シンジ前!!!!!!」

 

 

 

シンジは驚いた。

 

顔を上げて前を見ると大型トラックが目の前を通った。

 

シンジは赤信号に気が付かなかったのだ。

 

そして何より驚いたのは、その声が死んだ弟の声だったことだ。

 

 

弟はシンジに殺されたのにシンジの命を救った。

 

シンジは弟に救ってもらったこの命を大切にして、弟に感謝して生きようと決意した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかしよく思い返してある事に気が付いた。

そしてシンジは鳥肌が止まらなかった。

あの時の弟の声は

 

「シンジ前!!!!」

 

ではなく

 

「死んじまえ!!!!!」

 

と言っていたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「こえ〜〜〜!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死んじまえ